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マンションの売却相場の調べ方|自分で見られる3つの資料

マンションの売却相場の調べ方のイメージの絵

「うちのマンション、いくらで売れるのだろう」と思ったとき。不動産会社に査定を頼む前に、自分で相場を調べる方法があります。無料で見られる資料が3つあります。この記事では、それぞれの見方と、数字を読むときの注意点を説明します。

このページのポイント

  • 「実際に売れた価格」が見られるのは、国の不動産情報ライブラリです。
  • 物件サイトの価格は「売り出し価格」で、実際に売れた価格とは違うことがあります。
  • 同じマンションでも築年・階・向きで価格は変わるので、条件の近い取引を探します。

1. 資料1:不動産情報ライブラリ(国土交通省)

国土交通省が運営する無料のサイトです。https://www.reinfolib.mlit.go.jp/地図の上で、過去の取引価格を見られます。地図で見られるのは直近5年分です。それより前の取引は、検索画面で探します。

ここには2種類の価格が載っています。1つは「不動産取引価格情報」です。国が買った人へのアンケートで集めた価格で、平成17年7月以降の分があります。もう1つは「成約価格情報」です。

不動産会社が使う物件情報のしくみ(レインズ)に登録された、実際に売れた価格です。国が個別の取引が分からないように加工して公開しています。令和3年2月以降の分が見られます。

見方は簡単です。地図から自分のマンションのある地域を選びます。マンションの種類を選ぶと、取引が点で表示されます。点を押すと、面積・建築年・間取り・取引時期・価格が出ます。

マンション名は出ません。「同じ駅・同じ築年・同じ広さ」の取引を探す使い方になります。

以前は「レインズ・マーケット・インフォメーション」でも見られました。このサイトは今、更新のため休止中と案内されています。同じ情報は不動産情報ライブラリで見られます。

2. 資料2:東日本レインズの市況資料

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が、毎月の市況を公開しています。https://www.reins.or.jp/library/「月例マーケットウォッチ」という資料です。

首都圏の中古マンションの成約状況がまとまっています。売れた物件の平均価格、1平方メートルあたりの価格などです。

この資料は、個別の物件の価格ではありません。地域全体の「流れ」を見る資料です。価格が上がっているか下がっているかを知るのに向いています。

売り出す時期を考えるときの材料になります。

地域別・築年帯別の成約状況の資料も、同じページにあります。「首都圏中古マンション・中古戸建住宅の地域別・築年帯別成約状況」という名前です。

自分のマンションの築年に近い数字を見ると、目安がつかめます。

3. 資料3:物件サイトの売り出し価格

資料3:物件サイトの売り出し価格を表した図

SUUMOやアットホームなどの物件サイトです。同じマンションや近くのマンションが、今いくらで売りに出ているかが分かります。

部屋の階や向き、写真まで見られるのが強みです。

ただし、大事な注意があります。物件サイトに出ているのは「売り出し価格」です。「売れた価格」ではありません。売れるまでに価格が下がることもあります。

長く売れ残っている物件は、相場より高い可能性があります。

使い方のコツは、資料1と組み合わせることです。物件サイトで「今の売り出し価格」を見ます。不動産情報ライブラリで「実際に売れた価格」を見ます。ただ、時期や部屋の条件が違います。

2つの差を、そのまま値引き幅と考えないでください。

4. 築年・階・向きで価格はどう変わるか

同じマンションでも、部屋によって価格は違います。主な要素は3つです。

築年

古いほど価格は下がる傾向があります。ただし、管理や修繕がしっかりしていれば下がりにくいです。不動産情報ライブラリの取引には建築年が載っています。同じ築年帯の取引を比べましょう。

階

上の階ほど高くなるのが一般的です。眺めや日当たりが良いからです。1階は、専用の庭がつくと評価されることもあります。

向き

一般に南向きが高く評価されます。ただ、目の前に建物があると、南向きでも暗いことがあります。実際の眺めや明るさで判断されます。

不動産情報ライブラリの取引には、階や向きは載っていません。この2つは、物件サイトで近い部屋を探して比べます。最後は査定で、不動産会社に部屋を見てもらうのが確実です。

査定の受け方は不動産査定のご案内に書いています。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ/国土交通省 報道発表「不動産情報ライブラリ」の運用を開始します(令和6年3月1日)/レインズ・マーケット・インフォメーション(休止中の案内)/東日本不動産流通機構 不動産市場動向(統計)

よくあるご質問

不動産情報ライブラリに自分のマンションの取引が見つかりません。

マンション名は公開されていません。同じ地域・同じ築年・同じ広さの取引を探してください。

物件サイトの価格と、実際に売れる価格はどれくらい違いますか。

物件や時期によって違い、一律には言えません。値引きなしで売れることもあれば、数百万円下がることもあります。資料1と資料3を見比べると、その地域の目安がつかめます。

AI査定のサイトで出た金額は信用できますか。

過去の取引をもとにした、おおまかな目安です。部屋の状態や眺めは、十分に反映されない場合があります。売り出し価格をそれだけで決めないほうが安全です。

三鷹市の相場はどこで見られますか。

上の3つの資料は三鷹市でも同じように使えます。土地の価格は三鷹市の土地価格のコラムをご覧ください。

相場は日々動きます。紹介した資料の内容や公開範囲も、変わることがあります。最新の情報は、各サイトで確認してください。

売ったときの具体的な税金の計算は、税理士の先生にご確認ください。

その他のテーマは不動産コラムにまとめています。

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